親離れ時期について

30年動物と暮らす母妻とサラリーマンだった僕の意見の相違

放牧地に佇む母親と子供。

実は、まだ親離れしていない子山羊がいます。

通常の酪農ではすぐ親離れさせるのが基本なんですが、もう産まれてから3週間が経過してしまいました。

酪農業にとってミルクはお金そのもの。

親離れさせないと、母親のミルクは子供が飲むので1円にもなりません。

十勝に移住するまではずっと真面目なサラリーマンだった僕からすれば、
一刻も早く親離れさせるのが合理的で当然。

なんで親離れさせないのか、母と妻を問いただしました。

彼女たちの回答は、

「早く生まれた子は1ヶ月間親と過ごしたのに、遅い子だけ早く親離れさせるのは可哀想。」

まさかの感情論!!

3-4月に生まれた子は生活スペースが整備できていなくて、仕方なく1ヶ月母親と同居していたんです。

もう整備済みなのですぐ離せるわけですが。

とまぁ違和感を覚えつつも、

経済的じゃない、動物との暮らしを大事にする香林農園っぽい判断だなぁと、僕も納得です。

子供が親に遅れまいと必死に走り追いかける姿が激カワなんだなぁ。

 

Comments

  1. かめ より:

    とても見入ってしまうブログありがとうございます。
    おっしゃる通りで、酪農業にとってミルクはお金そのもので、親離れさせないと、母親のミルクは子供が飲むので1円にもならないですよね。

    でも、お母様と奥様の気持ちもとても理解できます。
    そういう動物の気持ちを大切にする香林農園さん本当に素敵だと思います。

    このブログを見てとても応援したくなりました。
    これからもブログ楽しみにしてますね!

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